テキスト1:私は決して、順風満帆な人生を歩んできたわけではありません。ガスや電気も止められて、凍えた経験も。辛い経験のおかげで人の気持ちがわかるようになったのだと、今は感謝しています。
テキスト2:私のことをよく知らない人の中には、私が順風満帆な人生を歩んできたと思っている方もいらっしゃると思います。でも実は、人生のどん底を味わったことがあるんです。体調が悪くなったり、離婚したり、貧乏になったりして、“もう生きていても幸せなんてない、いっそ死んでしまいたい”と、思いつめるところまでいきました。
一番辛かったのは、離婚した後でしたね。生活が苦しくなったとかそういうことよりも、3人の子どもたちに悲しい思いをさせていないだろうかということが一番辛かった。今でも思い出しただけで心が痛みますね。その頃の仕事は、朝4時から夜中まで4つのバイトを掛け持ちしていました。子どもと接する時間があまりなかったことが申し訳なくて。冬の日は、エアコンがないから閉店直前のスーパーに子どもと行って、体をあたためてから家に帰って寝るみたいな生活も体験しました。光熱費をとめられたこともあったし、給食費が払えなかったこともありましたね。
あの頃は本当に辛かったけど、今思うと私はあの経験をしなければいけなかったのかなって。だって、いろいろな経験をしなければ苦しい人たちの気持ちがわからないじゃないですか。経験をしたことで、相談に来る方の気持ちが痛いほどわかるんだと思うんです。幸せに暮らしていたら、想像はできてもそれはイメージでしかないですからね。
テキスト3:長く暗いトンネルを経験したからこそ、心から言えることがあります。長くて暗くてなんにも見えなくても、必ず光が射すときが来ます。
テキスト4:私には、怖いものが何ひとつありません。恐れるものがないって言うのかな。たとえば、明日一文無しになって路頭に迷ったとしても、生きていく自信があるんです。それも、これ以上ないという貧乏な生活を経験したおかげだと思います。そのときは「大変だ、苦しい、辛い」って毎日泣いてばかりいたけど、今となっては徐々にだけど、人生が何なのかわかり始めてきました。過去がどうであれ、前世がどうであれ、一番大事なのは今です。生きているこの“今”が不幸だったら、過去が幸せでもなんの意味もないと思うんです。ウジウジと思い悩んだりしないで、毎日を楽しく前向きに生きていれば、自分の行きたいところへ行きつくはずです。それなのにああじゃない、こうじゃないとマイナスのことばかり考えて落ち込んでいるから、前へ進めなくなってねじれた道のほうへ一歩を踏み出しちゃうんですよね。
私は自分が辛いときは、いつも長い長いトンネルを思い浮かべていました。トンネルの中は真っ暗なんだけど、“絶対に必ず光はあるはずだ、道はつながっているんだから”って自分を信じて前へ前へと進んでいましたね。自分で勝手にあと残り10キロのところに来たとか想像したりして(笑)。本当に長いトンネルでした。針の穴くらいの光が見え始めてからのほうが長かった気がします。
10年くらい辛くてしんどい日々が続いたんだけど、ずっと苦しいときに支えてくれていた友だちが、「みよこさんには占いの仕事が向いていると思う」と言って、電話占いの仕事の話を持って来てくれたんです。それからすぐに、「すごく当たる人がいる」って評判になって、そのあたりから生活が変わり始めました。今振り返ると、辛いときに手を差し伸べてくれる友だちの存在は、私にとって大きな支えになったと思います。あなたも、そうやって困ったときに助けてくれる人が、必ずいるということを覚えておいてほしいですね。
テキスト5:人生にムダなことなんてひとつもありません。人は生まれてくる前に、神様と約束をしてきているんですよ。
テキスト6:難しいことかもしれないけど、辛いときや困ってるときにこそ、学ばせていただいているって考えてほしいんです。そうすればラクに生きることができます。私は人生にムダなことなんてひとつもないと思っています。逆境に立たされているときこそ、成長できるときなんです。
どんな困難でも、解決の糸口は必ず見つかるものです。そのためには、自分ひとりで解決しようとせず、誰でもいいから話をしてアドバイスをもらうことが大切です。そして、そのアドバイスを生かすも殺すも自分次第。幸せの波に乗れれば、あとはうまくいくと思います。
私は辛くて泣いてることはあったけど、人のことをうらやましがったり、恨んだりは絶対にしませんでした。ただ、生かされていることがありがたいと思って生きていましたね。人間は必要があって、修行をするためにこの世に生まれてきます。あなたも生まれてくる前に、神様と決めた修行があるはずなんです。その修行に気づくのもひとつの学びです。私は貧乏生活になったときに、人というのはつきあう相手によって態度を変える生き物だと、身を持って学ばせていただきました。離婚する前は裕福な生活をさせてもらっていたのだけど、そのときは私のまわりに取り巻きのママさんたちがたくさんいたんですね。でも離婚したとたんにサーッといなくなってしまったの。そのときに、自分の損得で人付き合いをする人がいるということを知りました。それで、恩を忘れちゃいけないし、仲間を大切にしなきゃいけない、相手がどんな人であっても態度を変えてはいけないと思いました。
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不思議なちからって本当にあるの?
はじめに
みよこ先生って霊能者なんですか?